ご無沙汰しております。 あっちこっちに手を広げ過ぎて収集付かないイッチです。 お金にもならない事に執念燃やしておりますが、まあ、元気でいられる(心がね!) そのためのお絵かきと小説の創作です。 普段はフルタイムで働いているし、40分も通勤に時間かかるし。 ああ、東京、大阪では通勤時間に1時間30... 続きをみる
2017年7月のブログ記事
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― 腹違いの兄弟。― しかも歳は10も違う。そんな事を信じて生きてきた、この18年。 「卓也、来週東京の叔父さんの初盆、お前も行くんだろ?!」 そう聞いてくるのは、10歳上の兄、慎一だった。 「もちろん行くよ。僕らの身寄りは、あそこしかないんだから。」 「なら、俺は出張で先に行ってるから、お... 続きをみる
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子供の頃、短冊に願い事を書いて笹の葉に括り付けたのは、遠~〜〜い、昔のこと。♪ 今日は七夕 いつからか、やめてしまったな~ 願い事は、自分で叶えるもの と、感じ始めてからは、笹も 短冊も 只の行事になってしまった。 通りにあるのを眺めるだけ。 夢も希望も無くなっちまったのか…? せめて 私の生み出... 続きをみる
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*02 前によく来ていた伊藤の家は、昔ながらの瓦屋根で、こんな風の強い日はカタカタという天井の音に、ビクついたものだ。 今日の様な台風ともなると、瓦が飛ばされやしないか心配になる。 「風呂場で服を脱いで、乾燥機に入れるから。」そう言われたが、俺は戸惑ってしまう。だってパンツ迄濡れてしまって、これじ... 続きをみる
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*01 その日は、テレビやラジオ、あらゆる媒体が台風の状況を伝えていたから、俺は朝から用意万端、雨合羽をスクールバッグに入れて登校していた。 午後から本格的に降り出した雨を(あ〜あ、やっぱり来たか。)と天を仰ぎながら見ていた俺は、周りの奴らが傘をさして飛ばされそうになっている中、悠々とバッグから雨... 続きをみる
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