itti(イッチ)の部屋

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【ittiのビーエル日記】その007

昨日のお天気が嘘のように、本日は朝から雨模様😫

暗くて寒くて、気持ちも落ち込む🙍⤵

・・・が、こんな日こそ脳内で溜めたビーエル妄想を吐き出す時。


今、別のサイトに書いてます【曼珠沙華】炎に落ちる。のメインが高校生なんですが、自分の高校生活を振り返って書いてます。(四半世紀昔で、うろ覚え。w


あの頃にアニメイトとかあったら、確実に散財していたと思う(*≧∀≦*)💦


16~18歳の頃、学校と家庭の中が自分の社会の縮図で、今思えば小さな器の中で泣いたり怒ったり笑ったり・・・


今のようにネット社会じゃなかったから。(ババアです😆笑


その分、心の中で葛藤する量は少なかったのかも‼

今は知らない人からも、中傷的意見を言われたり💦 大変!!


よほどメンタル強くないと、生きにくい世の中になりました。 ふゥ~~😅


それに 他人と比較することも増えた気がします。 昔は、せいぜい同じ町内の誰か。もしくは学校の中の誰か。

今は、インスタグラムやフェイスブック、Twitterでどこで何を食べたとか、遊びに行ったとか、うらやましい情報が目白押しです。しかも、知らない方々の。


なのに、羨んでは我が身の境遇を卑下する。・・・お疲れ様ですm(__)m


そういう所から少し離れて、ボーイズがラブするお話を妄想しながら生きております。(楽しくてね(*^▽^)/★*☆♪


ちょっと脱線しましたが、男子高校生の性的葛藤を想像する。なんて危ないオバハンwww


でもね、主人公にとっては大事な事なので‼ 異性を好きになれない人は、生きてる間ずっと悩むでしょう。


あ、そういえば、〈怒り〉という映画で妻夫木さんと綾乃剛さんが ホモゥしておりますね。

そういう作品にふれて、彼ら、彼女らの境遇を知ることが、新たな社会の常識になればいいな、と思います。


一人で生きるより、誰かと共に生きたい。そこに性別は必要でしょうか?

勿論、子孫繁栄に繋がることは良いことです。応援したいと思います。


幸せでいたい。ただ、そう思うのみ。

自分の回りも幸せでいてほしい💞





色々と発しました。

見ていただいて有難うございますm(__)m🙇

お絵かきいろいろ

ハイキュー始まりましたね!!
先日、残念な訃報を耳にしましたが、鳥養繁心の声の方(田中さん)が亡くなられて、前にこんな絵を描いてしまいましたが、今日はこちらを捧げたい。


声優さんの声は、リアルと二次元を結び付けてくれる糸電話のような気がしています。
(私だけでしょうが。)


ご冥福をお祈りいたします。


『振り向けば君がいた』

桔梗【ききょう】の咲く家   番外編





 「あ~、なんだか秋って感じだな~・・・」


川沿いの遊歩道を散歩しながら、少しだけ歩幅を狭くして隣の人に合わせると、ミクはゆっくりと景色を楽しみながら進んだ。
風に揺れる木の葉を見ながら、肩を並べるとしっかり腕を組んで歩く。


「寒くはない?昼間は熱かったのに、夕方になったらちょっと冷えるよね。風も急に秋風だし・・・。」


ミクが、伯父の隆哉を気遣いながら散歩するのには訳があった。


15歳の時、二人暮らしをしていた母親は、精神を病んでしまい病院での生活を余儀なくされる。
しかも、たった1年の間に病魔が母親の身体を蝕むと、あっという間にミクは一人取り残されてしまった。


その後は、伯父の隆哉が共に暮らしてくれて、母親から虐待を受けて過ごしたミクにとっては、初めての安心して暮らせる我が家となったのだった。


ミクは本当の名前を〔美久〕ヨシヒサというが、女系の家に生まれ、母親からは女の子の名前を当てられてミクと呼ばれていた。


そんな事も遠い過去の話。
これからは、隆哉と二人で仲良く暮らしていきたいと思った矢先。
伯父の隆哉の身体をも、病魔は蝕んでいく。


ミクに心配をさせまいと、ずっと病気の事を隠していたせいで、ミクが知ったのは隆哉の余命が3か月と宣告されてから。


ミクは泣いた。
母親が亡くなった時は涙が零れなかったのに、隆哉の命がもうすぐ尽きると知らされて、自分の命も終わってしまうような気にさえなった。


「そろそろ冬の布団を出さないと、だね。隆哉さんのは僕が出してあげるからね。」


「ありがとう、ミク。・・・・でも、あの家では冬の布団を使う事はないよ。」


隆哉は、ミクに手を引かれてゆっくりと歩くが、不意に立ち止まると言った。




「どういう事?・・・だってすぐに使う日が来るし、天気のいい日に干しておかないと。」
眉を寄せながらミクが隆哉を見て言った。



「ぼくは、終末医療の病院へ行くことにしたんだ。そこは、明子の家からも近くてね。最後まで穏やかに過ごせると思う。」
そういうと隆哉はミクの手を握った。

骨ばった細い指が、ミクの手を握り締めるけど、握力は3歳の子供の方があるぐらいで、弱々しいものだった。


「ヤだよ。そんなトコ行かないでよ。ずっと僕の傍にいてくれるって言ったじゃないか。僕が隆哉さんの面倒をみる。最後まで絶対みるから・・・・だから、」


「ミクには、これから大人になるための勉強だって就職だって待っているんだ。ぼくの事でミクの将来を潰す訳にはいかない。姉さんにだって顔向けできないよ。」


「隆哉さん・・・・・」


「そろそろ帰ろうか。ちょっと足がしびれてきた。あそこの車椅子を持ってきてくれないか?」
隆哉がミクに頼んだ。
そこからは、もう一歩も進めない程、隆哉の足は力尽きていたんだろう。


車いすに身体を預けると、後ろで押しながら鼻をぐずつかせるミクに
「前に、お母さんを病院へ運んでくれた人たちの事、覚えてるかな。」
少し顔をあげて聞く。


「・・・うん。覚えてるよ。・・・・ちょっと怖かったけど。」


「そうか・・・。怖かったか・・・・。でも、助かったよ。伯父さん一人では、どうにもできなかった。あの人たちがいてくれて、お母さんが病院に入ってくれて治療ができたんだから・・・。」


「うん、そうだね。」
ミクは、記憶をさかのぼってみた。
確か、ものすごく大きなお兄さんがいて、自分の手を握ってくれていた。
すごく心強かった気がする。


「ぼくが病院へ行くときは、またあの人たちにお願いしようと思う。寝たままでも移動ができるそうなんだよ。」


「・・・じゃあ、僕がちゃんと準備をしておくから。しばらく家には帰れないんだよね。
僕も、着替えとかたくさん用意しなくちゃ・・・。」


車いすを押しながらそう言うミクに、隆哉は微笑むだけ。


「また、あの大きな人が来てくれると助かるよねえ。隆哉さんの身体ぐらい軽々と運んでくれそうだし。」


「ははは、、、そうだねえ、きっと脇に抱えて運んでくれそうだ。ハハハ・・・」


二人の笑い声が遊歩道に木霊すると、一斉に秋の虫たちが輪唱を始める。


ミクが歩む先には、まだ知る事のない希望の光が待っているが、今は知る由もなく、ただただ伯父の隆哉を慕うのみだった。



それから数日後、カラカラツと開いた玄関先には、ミクの記憶の中にいた人が立っていた。


挨拶をされたのに、思わず俯いてしまった自分を恥ずかしく思うミク。


- あのお兄さんだ・・・・・


心の中でそっと呟くと、部屋へと案内する声が高くなってしまった。


隆哉の元へと近寄るが、そっと振り返ると、大きな身体を折り曲げて、隆哉に話しかけている姿がなんとも懐かしくて。


この人は自分の事を覚えてくれているだろうか・・・。



ミクは隆哉の手を取ると、そっと彼の方を振り返った。